「上司からのパワハラが嫌だ・・・」
「パワハラ受けてるけど、もう少し我慢しようかな・・・」
「これを我慢するのも仕事のうちだ・・・」
こんなこと考えてる人いませんか?
私自身、以前に上司からパワハラを受けていました。
社会人としてこれくらい我慢しなければと頑張って耐えていましたが、その我慢が私の身体と心を壊していきました。
この記事では実体験を通じて感じた、パワハラが与える悪影響についてできるだけリアルにご紹介しようと思います。
同じようにパワハラに苦しんでいる人が少しでも「自分を大切にする決断」をしていただけたら嬉しいです。

パワハラの定義って?
そもそもどんな事がパワハラに該当するんでしょうか。
厚生労働省のHPでは次のように書かれています。
同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの 職場内の優位性を背景に、 業務の適正な範囲を超えて、 精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為です。
厚生労働省
具体的にはどのような行為か。厚生労働省はパワハラを以下の6つに分類しています。
- 身体的な攻撃(叩く、押す、物を投げつける)
- 精神的な攻撃(怒鳴る、侮辱する、人格否定)
- 人間関係からの切り離し(無視、仲間外れ)
- 過大な要求(不可能な業務を押し付ける)
- 過小な要求(本来の職務から外した単純作業だけを与える)
- 個の侵害(プライバシーに不当に踏み込む)
パワハラは一見してわかりにくいものも多く、本人も気づきにくい事が問題です。
ではここからは私自身が実際にパワハラを受けていた時に感じた身体と心の変化をご紹介します。
①、出勤日は毎回お腹の調子が悪くなる
不思議なくらい、会社の日だけお腹を下してました。休みの日は普通なのに。
精神状態がお腹の調子にも関わってくるのが本当によくわかりました。
パワハラ上司がいなかったときはそんな事なかったんですが、上司が変わってから徐々に変化していきました。ストレスの影響って凄いですよね。
最近会社の日だけトイレ多くなるなーって人は注意してください。
②、仕事で初歩的なミスが増える、忘れ物が多くなる
これは自分でもびっくりしていたところです。
「いやいや、そんなミスしないだろ」みたいなレベルのミスが本当に増えました。
営業先に持っていく資料を会社に忘れてしまったり、いつも日常的にやっていた仕事をすっぽかして帰ってしまったり・・・
結局これによってまたパワハラ上司から怒られるわけです。負の連鎖ですよ。
自宅から出勤しようとする際もよく忘れ物して家に戻ったりしてました。妻からは「こんなことなかったのに、大丈夫?」とよく心配されました。
自分では普通に、いつも通りやってると思ってるのが怖い所です。
③、食欲がなくなる
たしかに年齢を重ねたからって部分もあったとは思いますが、パワハラを受けていた頃は本当に食事の量が減ってました。
食べなさ過ぎてベルトの穴が一つ変わってたくらいです。
パワハラを耐え続けて限界を迎える直前には目に見えて体格が変わってしまい、妻からは「お願いだから転職して」と言われてました。
そこまで心配してくれて嬉しかったのと同時に、そこまで心配させてしまって申し訳なかったと感じましたね。
④、無気力、何をしても楽しくない
私は小学校の頃から映画鑑賞が大好きでした。
しかしこの頃は休みの日に映画を見ても、内容が入ってきませんでした。ちゃんと起きてますし、最後まで見ますが感動もしないし、ただボーっと見てしまうんです。
何年も無課金で頑張って、スキマ時間に楽しんでいたスマホのゲームはもはやアプリを起動することも無くなってました。
電車での移動時間や家のちょっとした空き時間は、ただぼんやりしてました。何かをしようとしても億劫でやる気になれないんです。
そんな状態では仕事も全然捗りません。結局成績は上がらず最終的にまたパワハラ上司から怒られるわけで、完全に負のループに入ってました。
⑤、朝早く起きてしまう
これには本当に困ってました。身体も心も疲れているのに、朝の4時くらいにはもう目が覚めてしまうんです。そこからは寝ようとしてもなかなか眠れませんでした。
人によっては逆に寝すぎてしまう方もいるみたいですが、私は無理でしたね。
スマホのアラームなんて全く必要なかったです。勝手に朝早く起きてしまうわけですから。
疲れも取れないし二度寝するにもできないしで本当に困ってました。
まとめ
ここまで私がパワハラを受けていた時期に感じていた心身の変化についてご紹介しました。
改めて症状をまとめるとこんな感じです。どれも皆さんには体験してほしくないです。
- 出勤日は毎回お腹の調子が悪くなる
- 仕事で初歩的なミスが増える、忘れ物が多くなる
- 食欲がなくなる
- 無気力、何をしても楽しくない
- 朝早く起きてしまう
当時はあまり考えませんでしたが、今思えば適応障害に近かったかもしれません。もちろん医者に行って診断されたわけではないので憶測ですが。
私は家族からの助言もあり、転職をして今はこんな症状はもう無くなりました。一番辛い時に「早くそんな環境から離れな!」と言ってくれた妻に感謝しています。
日本人の気質なんでしょうか、仕事に対して結構真面目ですよね皆さん。
これはとても良い事だと思っていますが、だからといって自分の身体や心まで仕事に捧げなくていいと思うんです。転職も当たり前の時代になっています。
人生100年時代ですし、皆さんの身体が何よりの資産です。元気な身体と心さえあればどうにでもなります。
今のところの私の人生経験からすると、身体の傷よりも心の傷の方が厄介だというのは十分わかったつもりです。(笑)
皆さんはここまで頑張らないで欲しいです、転職なんて「逃げ」でもないですし、「恥ずかしい事」でもありません。
会社はあなたの人生がどうなろうが気にしません。痛くも痒くもないでしょう。
人生は長い道のりです、どうか自分がより豊かになる道を選んでください。