「今の仕事は自分には合っていない気がする・・・」
「本当にやりたいことがわからない・・・」
こう感じているあなたへ、ちょっと立ち止まって自分自身と向き合ってみませんか?
多くの人が「向いている仕事」を探す中で、つい他人と比べたり、世間の常識にとらわれてしまいがちです。でも本当に大切なのは「自分自身がどう働きたいか」です。
世間的にはあまりやりたくない仕事でも、自分としては何も苦にならなかったり、逆に他人が楽しく仕事できていても、自分自身がその仕事を楽しめるかはわかりません。
今回は、あなたにとっての「天職」を見つけるための5つの質問をもとに、自分らしいキャリアを見つけるヒントをお届けします。

あなたへの5つの質問は以下の通りです。
①どんな時に「時間を忘れる」ほど夢中になれる?
②苦じゃないのに、人よりうまくできることは?
③逆に「これだけは無理!」って感じることは?
④今までで褒められたこと・頼られたことは?
⑤もし収入が関係なかったら、何の仕事をしたい?
それでは一つずつご紹介します。
①どんな時に「時間を忘れる」ほど夢中になれる?
夢中になり過ぎて気づいたら1時間経ってた!みたいな経験ってありませんか?
人は興味や関心があることに対しては、自然と集中力が高まり、時間を忘れて没頭できます。それはまさに「自分が好きな事」と言えますよね。例えば
- 絵を描いていると夢中になってしまう
- 誰かの相談に乗っていると、時間が経つのを忘れる
- 新しい事を学ぶのが好きでついつい解説動画などを長時間見てしまう
日々のこうした体験の中にあなたの適性が隠れています。仕事選びに活かすためにはそれをどう形にできるかを考える事がカギです。
上記の例で言えば、「絵を描く⇒デザイナー」「相談に乗る⇒転職エージェント」のようなイメージでしょうか。仕事中に関わらず、日常生活でどんな事に夢中になれるか考えてみましょう。
私は人にアドバイスをするのが好き!
だから本職は運転免許のインストラクターをやってるよ!
②苦じゃないのに、人よりうまくできることは?
他の人が「大変だ」と感じることでも、自分にとっては苦ではない。それどころか、自然とできてしまう。そんな事はありませんか?例えば
- プレゼン資料をまとめるのが得意
- 話下手な人の気持ちを引き出せる
- SNSの投稿がうまくてどんどんフォロワーが増える
などです。「好き」と「得意」は必ずしも一致しないかもしれませんが、この2つが重なるとそれはまさに”才能”です。周りと比べて自分の強みを見つけることが、天職への第一歩になります。
私は日々の業務を「見える化」するのが得意!とかね!
フローチャートとかマニュアル作成が好きならそれも活かせるかも!
③逆に「これだけは無理!」って感じることは?
仕事選びで大事なのは「やりたいこと」だけではなく、「やりたくないこと」も把握することです。苦手なこと、嫌いなことを無理に続けると心にも身体にもよくありません。
- 細かい数字を延々とチェックする作業が苦手
- 大勢の前で話すのがどうしてもストレス
- 上下関係の厳しい環境に耐えられない
このような「自分には無理だ」と感じることは、あなたの働き方のヒントになります。避けるべき職場環境や業務内容を明確にしておくことで、自分に合った場所が見えてきます。
人生100年時代とも言われますし、人生の長い割合を仕事をして過ごすわけですからせめて「やりたくないこと」を明確にし、避けましょう。
私は工場のようなライン作業がどうしても苦手!
こういうのはっきりしておくのは大事だよね!
④今までで褒められたこと・頼られたことは?
他人の視点は、自分では気づきにくい長所を見つけやすくしてくれます。岡目八目とも言いますよね。これまでの人生でどんな事を褒められたり、頼られたりしましたか?
- 「君はいつも良いアドバイスをくれるね!」
- 「君の説明はいつもわかりやすいよ!」
- 「イベントの計画を立てるならやっぱり君に頼みたいな!」
こうした経験はあなたの「強み」や「信頼される理由」を示しています。特に、これまで何度も言われる事やどこに行っても頼られる分野などがあれば、無意識のうちにあなたが発揮している才能かもしれませんね。
まずは家族や長年付き合いのある友人などに聞いてみるのがいいかも!!
⑤もし収入が関係なかったら、何の仕事をしたい?
最後の質問です。もしお金の心配が一切無かったら、あなたはどんな仕事を選びますか?
この問いは、収入や世間体などを気にせず、「あなたが人生で本当に望んでいること」を探るためのものです。たとえ現実的に無理だとしても、その方向に近い職業を選ぶことはできます。
- 本を書く仕事をしたい
- 海外で暮らしながら仕事をしてみたい
- 子供たちに勉強を教えたい
このように自分自身が何をしたいのか、という部分を突き詰めて考えていけば何かしら共通点が見えてくるかもしれません。
- 「結局自分はこれがやりたかったんだ!」
- 「共通して言えるのはこれが苦手だってことだな!」
こんな感じで自分の傾向がわかってくるだけでも次の仕事探しに十分役立ちます。収入や安定ももちろん大切ですが、何に対して自分の心が動くのか、よく考えてみましょう。
「好き」や「憧れ」を取り入れた仕事選びは強い!
まとめ 【答えはあなたの中にある】
「向いている仕事」は、誰かが持ってきてくれるわけではありません。自分と向き合って探し出すものです。
今回ご紹介した5つの質問は、あなた自身の価値観や適性に気づくためのヒントになります。
最初はモヤモヤしていても、一つ一つ丁寧に向き合っていけば、いずれ「これがいいかもしれない!」という方向性が見えてくるはずです。
人生100年時代です。焦らず、少しずつ自分と向き合っていきましょう。